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学問と技術は両輪:若いころ、こんな話を何度か聞きました。技術は基礎を勉強してから身に着けるものだと。しかし、文献をいくら読んでもそれの何が技術に結び付くのかわかりません。読んだとしても2~3日で内容を忘れてしまいます。何か違うなとずっと思っていました。ドイツでマニュアルセラピーを学んだ時に、解剖、機能解剖、病理を勉強しそれを元にした技術を学ぶという流れで進んで行くという経験をし、これが技術を学ぶという事だと実感しました。学問と技術は同時に学んでこそ意味があるのだと。

理学療法大国ドイツでは政府保険加算対象セラピーであるPNF/MT/Bobathを最優先に学んでおり三大治療法と言えます。この中の2つであるPNFとMTを本場の医師とPTから深く学び、基礎医学を臨床に応用できるセラピスト育成を目指す講習会を展開しています。

運動療法の基礎は可動域、筋力、協調性、持久力の改善ですが、痛みが伴っていればその全てが低下します。 セラピストが動作/活動を改善したい時,もっとも変化/改善可能な要素は筋力/可動域/痛みですが、PNFは筋力(安定性)を改善するのにとても優れた治療法(コンセプト)です。痛み/可動域を改善するのに世界中のセラピストが学習しているのがMT(マニュアルセラピー)です。何かが原因で生活しづらい、痛い、動きづらいという方が病院に来ます。それが、筋力低下、可動域低下、筋骨格系の痛みの場合はセラピストが役割分担されているわけです。疾患別ではなく症状で評価治療する能力を身につけることが重要です。我々の社会的意義はクライアント(患者様、お客様)に、満足して頂くことです。それが社会に貢献することであり、信用を得られることに繋がります。自己満足の仕事にならないよう、客観的に優れた仕事をするために。                              人の手は驚異的な能力を有することは誰もが認めるものですが、我々セラピストはその手を用いて、クライアントに介入できます。統計的優位性は乏しくとも、感謝される仕事がそこにあるはずです。人類の歴史をみても、技術が世界を変え、生活を豊かにしてきました。基礎医学に基づく技術をまずは学ぶことが先決ではないでしょうか。そして、次のステップへ!

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